政府が本腰を入れてきています。

本日の日経の夕刊に 建設「職人」産官で育成という記事が一面トップに乗っていました。

国土交通省は2017年度、建設業界の12団体で建設技能訓練の指導官認定制度を導入する、業界団体の研修などで指導するようにし、一般に5年かかるといわれる建設技能者の育成機関を3年程度に短縮する。20年東京五輪を控え、現場の人手不足が深刻ななか、業界全体で建設人材を育成する体制を整える。

と書いてありました。なんでも最初は左官から始めて、とびや鉄筋、型枠を合わせた4職種について3年以内に整備するとのことです。

 素人考えですが、規制が緩和されることはいいことだと思いますが、今まで5年かけて養成してきたものを3年に簡単に短縮できるものなのでしょうか?よっぽど詰め込んだ勉強をするのでしょうか?まるで、小学校を6年間から3年間に短縮しますというのと変わらない気がしますが・・・。続けてこう書いてあります、

建設業界では「技を盗め」という習慣が根強く一人前の技能者(職人)を育てるには5年程度必要とされる。若者は仕事を理解する前に場合も多く、高卒3年後の離職率は約5割と高い。指導官認定制度で技能継承を円滑にし、育成期間を3年程度に短縮することを目指す。

 

深刻な数字が示す求人倍率

 この記事によると、全職業の有効求人倍率が1.28倍なのに対して、建設業の有効求人倍率は3.60倍だそうです。本当に深刻な問題ですね。少子化にともない、やはり3kといわれる建設業が若い人から見ると魅力がない業界なのでしょうか?それにしても、そういう若い人たちは今どんな業界で働きたがっているのでしょうか?