千葉県の建設業者で最近外国人技能実習生が増加しています

 最近、人手不足もあり、また、建築業界が仕事が増加していることを受けて、外国人技能実習生を受け入れている会社が増えています。本日は、どうしたら技能実習生を受け入れるのか簡単に紹介いたします。なお、私はこの仕事に関しては本職でありませんし、各受入れ機関によっていろいろなので一般的なことだけお話いたします。

穴を掘る人

協同組合に入会する

 先日のブログでも書きましたが、あくまでも非営利団体による受入れが必要になりますので、外国人技能実習生を受け入れようと考えている会社は、実際に活動している協同組合等の組合員になる必要があります。組合に入会するためには数万円程度の入会金がかかる会もあり、また。入会金がかからない会もありますので各協同組合にご確認ください。

 同じ建設業の仕事でも、技能実習生を受け入れてもよい業種は決まったいるので確認が必要です。また、どこの国の人を受け入れるかは慎重に考えましょう。もちろん組合の方は慣れている方であれば、その国の国民性などは理解しているでしょうし、向き不向きの業種なども説明していただけるともいます。もちろん日本人でも様々な人がいるので、一概にここの国の人間は勤勉だとか、ここの国の人は不真面目だという決めつけはできません、

 ただし、宗教などによっては色々と習慣が違ったりすることが有るので、最低限のことは知らないと後でトラブルになりますのでご注意ください。

アジアの女性

 また、受け入れる会社の現在の従業員数によって受け入れることが可能な実習生の人数が違ってきます。
例を上げると、従業員数50人以下の会社受入れは3人まで、51人以上100人までの会社は6人までとなっています。
できれば、同じ職場に同じ国の実習生が二人以上いたほうが実習生も安心ですし、アパートを借りて共同生活をする場合や寮での生活をするときはやはり同じ国の人と一緒のほうがメリットも多いと思われます。

現地で面接

飛行機

 受け入れたい国と人数が決まったら、事前に組合を通して現地の送出し機関に連絡をして、希望者をピックアップしてもらいます。そして現地に面接に行きます。もちろんこの時には組合の職員も同行しますのでご安心ください。その面接で社長や人事担当者が実際の目で確認して受入れる人を決めます。

職場に配属する前に研修

教室の様子

 採用が決定した段階では実習生は、通常全く日本語や日本の文化について学習していませんので、来日前母国で2~5カ月程度の日本語の教育を受けます。そしてその後に来日し、日本で1か月間日本の研修所で日本語、日本のマナー、職業についての基礎知識を習得してようやく職場に配属になります。

費用はどの程度かかるか

お金と計算機

 費用がどのくらいかかるかは、正直組合によって大きく違うようですが、初期費用としては一人数十万円程度、毎月の費用としては給与プラス数万円といったところのようです。給与はその都道府県の最低賃金以上支払わなければなりません、また、給与に見合ったアパートや寮も探してあげなければなりません。

大切なこと

 外国人技能実習生を受け入れるのに大切なことは、実習生の国の文化をある程度理解してあげることです。もちろん実習生も人間なので、色々なタイプの人がいると思います。ただ、しっかりした人を受け入れれば、一生懸命働いてくれますし、帰国後その国に社長が旅行に行ったときなどは現地を案内などをしてくれるかもしれません。

 私の知り合いの組合の理事の方は、外国人の受入れについて不安があれば、まずは同業者で研修生を受け入れている会社に行って実際に話を聞かせてもらうのが一番早いと言っています。興味がある会社はまずは受入れ機関等にご相談をしてみてください。当事務所にご連絡いただければ、関東近郊であればご紹介はいたします。