今さら感が強いとは思いますが万が一忘れていると、とてももったいないので請負契約書の印紙税の軽減処置についてお知らせします。
簡単に言ってしまうと「下記の期間請負契約書に貼る印紙がお安くなります。」という割引期間です。
対象の時期
平成26年4月1日～平成30年3月31日の間に作成されたもの。（契約書の日付で確認！）
平成32年（2020年）3月31日まで延期されました。
軽減後の税率
| 契約金額 | 本則税率 | 軽減税率 |
|---|---|---|
| 100万円を超え200万円以下のもの | 400円 | 200円 |
| 200万円を超え300万円以下のもの | 1,000円 | 500円 |
| 300万円を超え500万円以下のもの | 2,000円 | 1,000円 |
| 500万円を超え1,000万円以下のもの | 1万円 | 5,000円 |
| 1,000万円を超え5,000万円以下のもの | 2万円 | １万円 |
| 5,000万円を超え1億円以下のもの | ６万円 | 3万円 |
| 1億円を超え5億円以下のもの | 10万円 | 6万円 |
| 5億円を超え10億円以下のもの | 20万円 | 16万円 |
| 10億円を超え50億円以下のもの | 40万円 | 32万円 |
軽減税率の対象の範囲
軽減税率の対象となる請負工事は「建設業法第２条第１号に規定する建設工事となっています。
この範囲の入っていないものの例として、設計費用、建設機械等の保守費用、機械等の制作・修理費用等は含まれていません。
〈例〉
建物建設工事及び設計請負工事契約書
請負金額 工事代金 5,000万円
設計費用 500万円
合計 5,500万円
⇒契約金額5,500万円なので印紙30,000円
建物建設工事請負契約書 工事代金 5,000万円 印紙 1万円
設計請負契約 設計費用 500万円 印紙 2,000円
合計 5,500万円 印紙 12,000円
このようにすればなんと18,000円も印紙が節約できます！！
