建設業法では、建設業者の施工技術の向上を図るため、建設工事に従事する者に対して「技術検定」という制度を定めています。

建設業法による技術検定

 技術検定は、建設機械施工、土木施工管理、建築施工管理、電気工事施工管理、管工事施工管理、造園施工管理の6種目があり、それぞれ1級、2級に分かれています。

 このうち3種目の2級は、以下の種別に分かれています。

  • 2級建設機械施工技術検定「第1種」~「第6種」
  • 2級土木施工管理技術検定「土木」「鋼構造物塗装」「薬液注入」
  • 2級建築施工管理技術検定「建築」「躯体」「仕上げ」

 

技術検定の難易度

各技術検定がどのくらい難しいのか、私も実際受けたことがないので「資格難易度ランキング.jp」というホームページを参考に試験ごとの偏差値の記述がありましたので参考にしてみてください。

勉強する女性

  • 建設施工管理技士   1級 57
  • 電気工事施行管理技士 1級 55
  • 造園施工管理技士   1級 52
  • 土木施工管理技士   2級 48
  • 造園施工管理技士   2級 48
  • 電気工事施行管理技士 2級 47
  • 建築施工管理技士   2級 44

国家資格の正式名称

国家資格と紛らわしい名称の受験案内が、事務所や自宅に送付されてきたり電話がかかってくることがありますが、実施機関から勧誘することはありませんので注意してください。

根拠法令 試験名称 資格名称
建設業法 技術検定 施工管理技士(1級・2級)
建築士法 建築士試験 建築士(1級・2級)、木造建築士
技術士法 技術士試験 技術士
電気工事士法 電気工事士試験 電気工事士(1級・2級)
電気事業法 電気主任技術者国家試験等 電気主任技術者(1級~3級)
消防法 消防設備士試験 甲・乙種消防設備士
職業能力開発促進法 技能試験 各検定職種
水道法 給水装置工事主任技術者検定 給水装置工事主任技術者

 

国家資格などの問合せ先

ビル

 

資格等 試験の実施機関等
建設機械施工技士 (一社)日本建設機械施工協会
土木施工管理技士 (一財)全国建設研修センター
建築施工管理技士 (一財)建設業振興基金
電気工事施工管理技士 (一財)建設業振興基金
管工事施工管理技士 (一財)全国建設研修センター
造園施工管理技士 (一財)全国建設研修センター
建築士・木造建築士 (公財)建築技術教育普及センター
技術士 (公社)日本技術士会
電気工事士 (一財)電気技術者試験センター
電気主任技術者 (一財)電気技術者試験センター
電気通信主任技術者 (一財)日本データ通信協会
地すべり防止工事士 (一社)斜面防災対策技術協会
建築設備士 (公財)建築技術教育普及センター
計装士 (一社)日本計装工業会
給水装置工事主任技術者 (公財)給水工事技術振興財団
消防設備士 (一財)消防試験研究センター
技能士 中央職業能力開発協会
監理技術者資格者証 (一財)建設業技術者センター

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